子どもの6人に一人が貧困といわれています。秋田県でも2012年の山形大学戸室准教授の調査では9.9%の割合で子どもが貧困であるという数字がでています。「子どもの教育」をテーマにした勉強会で子どもを取り巻く問題の背景にに貧困があることを知り、この9.9%という数字を身近に感じた仲間と2015年2月に「フードバンクあきた」を秋田ではじめて立ち上げました。
新聞やテレビの報道で活動を知って食品などをご提供いただいたみな様のおかげで今年8月に法人格を取得し「一般社団法人 フードバンクあきた」となることができました。また、拠点も秋田市土崎に移し活動を続けております。貧困の要因は複雑で食品の提供だけでは解決に繋がらないかもしれませんが、今までどおり行政や他のNPO団体と連携し、貧困問題解決のために努力して参りたいと思います。
小さな傷には絆創膏が必要です。絆創膏がないと傷は大きくなってしまいます。貧困が傷ならば「フードバンク」がその傷が大きくならないための絆創膏になればと思います。「もったいない」から「ありがとう」につながるフードバンク活動にこれからもみなさまのご理解とご協力をお願いします。